記事一覧

確かに存在する「肌にいい食事」教えます②

美肌を手に入れたいのならば、真っ先に偏食は止めるべきといえます。ビタミン類も肌にとっては欠かせません。特にビタミンCは、紫外線によって体内で発生したフリーラジカルによる酸化を防ぎ、コラーゲンの生成にも関与しています。加えて、メラニン色素が沈着することを防ぐなど、肌には必要不可欠なビタミンです。ビタミンB群は肌の新陳代謝などを高め、ビタミンAは肌の免疫機能を正常に導き、ビタミンEは肌の血液循環を改善します。さらに、肌の再生を促す亜鉛などのミネラル分も、摂取することが大切です。お肌のためには、タンパク質とビタミン類、亜鉛などのミネラル分も適度に食べましょう。そして、色素細胞を守るため、もうひとつ、ビタミン類以外にDHA(ドコサヘキサエン酸)の摂取も心掛けてください。

DHAは、不飽和脂肪酸の一種で、特にイワシ、ブリ、サンマ、ハマチ、サワラなどの魚に多く含まれています。人間の身体では、脳や網膜などの脂肪酸の成分として存在していますが、近年、DHAの摂取は、生活習慣病の予防や認知症の改善などで注目を集めています。色素細胞は、神経細胞の一種であり、認知症などで脳の神経がダメージを受けると、連鎖してダメージを受ける可能性があります。そして、DHAには、認知症を改善するなど明らかな神経保護作用があるといわれているのです。野菜や果物、うなぎやレバー、大豆などに加えて、ぜひDHAを含んだ魚類も摂取してください。

魚料理は、焼く、あるいは、煮たりしてもDHAが壊れることはありません。お好みの調理法でどうぞ。ただし、DHAは空気に触れると酸化しやすく、変性してしまうため、できるだけ鮮度のよい魚を選んでください。「お料理が苦手」あるいは「料理を作る時間を趣味に回したい」という方の中には、サプリメントの活用を考えている人もいると思います。しかし、私はこれらの成分をサプリメントだけで補うことはおすすめしません。サプリメントは、確かに成分を手軽に補える便利な食品ですが、成分を濃縮しているだけに「過剰摂取」に結びつくことがあるからです。

サプリメントの過剰摂取による健康被害は、かねてより報告されています。詳しくここで紹介することは省きますが、「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。いくら色素細胞を守るためとはいっても、サプリメントを多量に摂取して肝臓や腎臓などの別の臓器に悪影響を及ぼしては元も子もありません。サプリメントの活用ははどはどに、日常の食事からバランスよく摂ることを考えてください。加えて、美肌のための食事について、こだわりすぎてストレスを感じたときには、考えるのを止めていただぎたい。過度なストレスは、神経細胞の一種である色素細胞にダメージを与えるからです。バランスのよい食事は、楽しく摂りましょう。

ご自身で作るのが面倒なときには、ご家族やお友だちと会話を弾ませながら外食するのも方法といえます。そして繰り返しますが、ストレスをためないようにして美肌に役立つ食生活を継続すること。食欲は人間の3大欲求のひとりであり、また最大の娯楽のひとりでもあります。量とバランスを気にかけながらも、「楽しさ」をそこなわないようにしたいものです。ただし、カロリーの摂りすぎには注意してください。理想は1日1800キロカロリー程度。また、多量のアルコール摂取は、肝臓の機能を低下させて細胞の新陳代謝も悪くするので、毎日お酒を飲むならばほんの少しと心得てください。

確かに存在する「肌にいい食事」教えます①

肌の健康を保つには、当然のことながら肌の正常な細胞を維持しなければなりません。化粧品を活用する以前に、重要なのは食事です。栄養バンランスが悪く小食であれば、肌の細胞へ栄養分は行き渡らずに、結果としてダメージを与えてしまう。無理なダイエットは肌にとっても、もちろん身体にとってもよくありません。バランスのよい食事を考えていただきたいと思います。肌の細胞が働くためには不可欠な栄養素は、タンパク質です。体内でタンパク質を作るための材料になるのがアミノ酸です。食品に含まれるアミノ酸は約20種類ありますが、体内で合成できない9種類のアミノ酸を必須アミノ酸と呼び、食事で摂取することが重要になります。

必須アミノ酸は、トリプトファン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、トレオニン、バリン、イソロイシン、ロイシン、ヒスチジンで、肉や魚、大豆、乳製品などのタンパク質を摂取すると、体内でこれらのアミノ酸に分解された後に、身体が必要としているタンパク質の材料になります。乳製品に含まれるアミノ酸のチロシンは、色素細胞にとって重要な栄養素です。色素細胞がメラニン色素を作り出す仕組みをご存知ですか? 色素細胞がカプセルのようなメラノソートを生み出し、メラノソートがメラニン色素を放出します。この仕組みで欠かせないのがチロシンです。つまり、チロシンがないと色素細胞は働くことができません。材料がないのでお手上げどころか、色素細胞そのものも元気がなくなってしまうのです。

こう書くと、シミを気にされている方は、チロシンの摂取を控えようと考えるかもしれませんが、色素細胞がなければシミもできない代わりに、肌の弾力もハリも失われてしまいます。また、チロシンは、脳の神経柵胞の伝達物質にも不可欠なアミノ酸です。精神状態に関わる脳の神経伝達物質のノルアドレナリンやドーパミンの材料になり、脳を活性化させてやる気をおこさせる働きもあるのです。アミノ酸は、人間が健康的に生きるために不可欠であり、神経にとっても、色素細胞にとっても、お肌にも、大いに役立つものといえます。そのため、偏食を繰り返している人は、体力はなく肌はボロポロ、気分も落ち込むようなことが起こりやすいのです。

流行の追求が美肌を壊す③

皮下脂肪は、肌の下の皮下組織に存在します。太っている人では、皮下脂肪が標準体重の人よりもたくさんあるため、肌は皮下組織の脂肪で持ち上げられた状態です。一見、弾力やハリがある肌は、肌の健康によるものではないのです。脂肪によって押し上げられた、いわば、膨らんだ風船のようになっているのです。もちろん、人間の肌は風船とは遠います。針で刺しても、パンと割れてしぼむことはありません。ずっと膨らんだ状態。それこそが、肌にとってよくないのです。肌というのは、引っ張られてのびることはできますが、限度を超えると、ゴムのように簡単には元に戻りません。のび切った状態になってしまうのです。

その結果、ダイエットをして皮下脂肪がなくなると一気に支えを失い、元の位置に戻ることができません。それが、たるみ、シワを一気に増加させることになるのです。若い方ので肌は再生能力も高いのですが、30代を過ぎて肌の組織の老化が始まっていると、その現象は起こりやすくなります。では、太ったままならば、肌はのばされたままでシワやシミもない。減量しなければいいという考え方はあります。しかし、脂肪細胞そのもので、肌の細胞がダメージを受けることも大いに考えられるのです。人間の脂肪は、ブドウ糖の貯蔵庫のような役割を果たし、余分な栄養素を蓄えて飢餓状態のときに備える仕組みになっています。

男性と比べて女性の皮下脂肪が多いのは、妊娠・出産に耐えられるためともいわれていますが、皮下脂肪がたまりすぎると内臓の方にも脂肪がたまります。これを「内臓脂肪」といいます。内臓脂肪の功罪は、メタポリックシンドロームの話題で取り上げられることが多いので、ご存知の方もいると思います。悪玉コレステロールを増やして動脈硬化を促進させ、高血圧にも結び付き、血糖値をコントロールするインスリンの働きを阻害します。これらの生活習慣病の悪化から心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高める悪の元凶です。そんな悪さは、脂肪組織から合成されるさまざまなホルモンの影響によると考えられています。

これらのホルモンは、脂肪組織がほどよく存在している分には、身体にいい影響をもたらすのですが、増えすぎると反作用に転じるといわれているのです。肌の細胞にとっても、増えすぎた脂肪組織の悪影響を受けざるをえません。皮下脂肪で押し上げられながら、さらにその脂肪によって細胞はダメージを受け続けるため、シミができやすくなる。加えて、免疫機能のバランスが崩れて湿疹も生じやすくなるのです。炎症によって肌の表面の角質層が浮かび上がる乾癬という肌の病気は、肥満と関係が深いといわれています。太っている人は、一見、キレイな肌をしているように見えても、細胞内ではダメージを受け続けているのです。太りすぎは美肌にとっても、もちろん健康のためにも、よくありません。

ダイエットのためにはある程度の運動も必要といえます。つまり、食生活の見直しで注意すべきは、痩せすぎでもなく、太りすぎでもない、標準体型をキープすることにあります。今日からぜひ標準体型キープのために食生活を見直してください。すでに標準体重を維持されている方は、食事内容のバランスや睡眠、ストレス解消についてチェックしてください。規則正しい生活習慣こそが、美肌にとっては有効です。特別なことをしなくても、全身の健康を考えた生活習慣を考えて、美肌にも役立てていただきたいと思います。

流行の追求が美肌を壊す②

ファッション誌に載っている素敵な装いを真似るには、モデルさんのように痩せなければなりません。そのために、食事は我慢するという人はいるはずです。一方で、街には美食が溢れています。流行りのメニューに舌鼓を打っていると、気がついたときには体重増加という話も珍しくはありません。流行りのファッションやメニューを追い求めれば求めるほど、痩せすぎや太りすぎに結びつく。そんなことは、今すぐ止めていただきたいのです。もしみなさんが流行を追求すること生きがいを感じているとしても、健康のために私はあえてそれを否定します。

生き方を変えていただきたい。流行に踊らされることなく、健康的な生活を心掛けていただきたいのです。まず、痩せている=美しいという幻想は消してください。痩せすぎた人は、摂取カロリーが少ないために、細胞の栄養不足に陥りやすい状況が続きます。肌の土台となるコラーゲンやヒアルロン酸も作られにくくなり、弾力やハリは失われてシワができやすくなる。加えて、肌の表面のバリア機能も壊れて乾燥肌になりがちです。それでも、若いうちは細胞が再生されてダメージはカバーできます。

栄養不足の状態でも、肌の細胞はやりくりして健康を維持しようと努力します。しかし、30代に人ると細胞の再生能力も衰えて、組織の破壊を食い止めることが難しくなってしまうのです。ホルモンバランスが崩れていれば、免疫機能のバランスも崩れやすく、感染症による皮膚の病気も起こしかねない状況が続いているといえるのです。痩せて流行のファッションに身を包むことができても、栄養不足で肌はボロポロ。シワが生じやすいということは、シミもできやすい。しかも、全身に栄養が回らないために、血管などの組織はもろく、風邪のウイルスなどに侵されやすいなど、体調を崩しかねません。痩せすぎがよいということはないのです。

もちろん、太りすぎもよくはありません。太った人の肌は、痩せすぎた人の肌と比べると弾力もハリもあってキレイに見えます。高齢の方でも、太っている人の方が、モチモチとした肌を維持されていることが多い。逆に、病気などで急に痩せると肌にシワが深く刻まれることもあります。単純に考えて、肌のためには太っていた方がいいようにも思えます。先程、運動をすればフリーラジカルで肌の細胞を傷つける話をしたので、「運動をしないで太っていた方が肌にはいい」と考えた方もいるかもしれません。ある意味で正しいのですが、それは間違いです。肌の構造上、ある程度、皮下脂肪がついている方が、肌の状態はよくなるのですが、太った人は、肌の組織が元気というよりは、脂肪による悪い影響を強く受け続けることになるのです。

流行の追求が美肌を壊す①

ここまで老化に伴うシミやシワを防ぐために、化粧品や医薬部外品は、保湿と紫外線防止しか役に立たないとお話をしてきました。肌の表面からはこの2つのアプローチしか期待できません。しかし、もっと美肌に役立つ生活をしたい。そう望んでいる人もいるはずです。そんな方々に、私は常々「規則正しい生活習作」の重要性を強調してきました。肌の老化を防止するには、全身の細胞の健康を考えた生活習慣こそ、内側からのアプローチとして最も有効だからです。美容に関心の高い方は、プロポーションを維持するために、食事や運動に気を遣っていると思います。エステやスポーツジムなどに通うだけでなく、サプリメントを活用している人もいるはずです。

その方法で健康を維持しているならば、それらの行為も有効でしょう。ただ、プロポーションを維持するために高額な費用をかける、あるいは、時間を費やす余裕がないからといって、「美肌を実現できない」と思い込まないでいただきたい。お金や時間をかけなくても、日常生活を見直すだけで美肌を手に入れることはできます。肌の健康というのは、全身の健康に直結しています。全身の細胞が健康で若々しく保っていれば、自然に肌もシワやシミができにくくなるのです。そこで一番考えなければいけないのは、生活習慣の見直しといえます。人によって生活習慣はさまざまです。それらが乱れた結果として、糖尿病や高血圧、脂質異常症といった「生活習慣病」が引き起こされ、医療機関などで食生活の見直しについては声高にいわれ続けています。

耳にタコができそうなほどいわれていますが、世の中には太っている人も痩せている人もたくさんいます。先進国では、肥満による生活習慣病や心筋梗塞などが問題になっているのは、みなさんもご存じでしょう。その一方で、若い女性の過度な減量も命に関わることとして、ファッションモデルの方々には、痩せすぎないように警告を発せられています。太りすぎもよくないが、痩せすぎもよくない。標準的な身体が最も長生きしやすく健康的とは、当たり前のことです。そして、美肌にとってもどちらも望ましくない。全身の健康を損ねることで、肌の細胞にも悪影響を与えるからです。

ページ移動