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コラーゲンを増やす3ステップ!

肌に存在しているコラーゲンは、食品を飲んでも化粧品を塗っても増えません。わざわざそのようなことをしなくても、毎日のように体内では合成されています。コラーゲンの材料となるアミノ酸は、食べ物のタンパク質が分解されることで得られるため、タンパク質を摂取していれば、自然にコラーゲンは増えやすくなるのです。ダイエットをしすぎると肌の弾力やハリが失われやすいのは、細胞に栄養が届かないだけでなく、コラーゲンの合成も十分に行われなくなるからといえます。コラーゲンを増やすためには、肉や魚、大豆などのタンパク質を適量、バランスよく摂取してください。また、肌のコラーゲンを増やすには、コラーゲンを合成する細胞も元気でなければなりません。

その細胞が老化して変性していれば、材料を届けてもコラーゲンは増えないのです。そこで、コラーゲンを増やすためにまず考えなければならないのは、全身の細胞が元気になるような食生活の改善といえます。無理なダイエットを続けている方は、ただちに止めてください。そして、仕事などの状況で難しいかもしれませんが、熟睡できる睡眠時間をしっかりとってください。加えて、明るく快活な日々を過ごしましょう。こういうと、「なんだ、規則正しい生活のことか」とつまらなく思われる方もいるかもしれませんが、細胞を活性化させるためには、規則正しい食生活がなによりも大切なことなのです。

さらに、細胞を破壊する紫外線の防止や禁煙に努めてください。これが体内のコラーゲンを増やす第1のステップです。次に材料の補給です。細胞にとって必要な材料を届けるには、タンパク質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルといった栄養素をバランスよく食事から摂取しなければなりません。しかも標準を超えない体重をキープするために適量が望ましい。人間は、激しい運動をしていなくても、内臓や筋肉、血管などの働きによってエネルギーを使っています。それを基礎代謝といいますが、30代~40代の平均的な値は1150キロカロリー。ジーツと寝ている人はともかく、日常生活を送っている人は、デスクワークならば1日1800キロカロリー程度を食事で摂るのが目安でしょう。

栄養バランスのいい食事をしっかり摂る。それが第2のステップです。さて、タンパク質を摂取して、コラーゲンを体内で増やすときに欠かせないものがあります。ビタミンCです。バランスのいい食生活をしていれば自然にビタミンCも摂ることはできます。無理にサプリメントを活用する必要はありません。コラーゲンには、ヒドロキシプロリンとヒドロキシリジンというアミノ酸が含まれています。これらは、肝臓や小腸で合成されるプロリンというアミノ酸と、体内では合成できない必須アミノ酸・リジン(魚や豆類に豊富)が、コラーゲンのタンパク質の鎖が出来上がった後に、酸化酵素によって構成要素に組み込まれる仕組みになっています。

組み込まれないとコラーゲンは完成しません。そのときにビタミンCが不可欠なのです。そのため、肉や魚といったタンパク質を一生懸命食べても、ビタミンCが欠乏しているとコラーゲンは合成されません。このビタミンCの摂取が、第3のステップです。壊血病という病気をご存知でしょうか。これは、ビタミンCが欠乏してコラーゲンが合成されないために、肌や臓器、血管の細胞が破壊されて出血しやすくなる病気です。かってはなぜ細胞が破壊されてしまうのかわかっていませんでした。歴史を振り返れば、長い期間、大きな船に乗る船乗りたちが、この病で命を落としています。15世紀~16世紀にかけてインド航路を発見したポルトガルの冒険家・ヴァスコ・ダ・ガマも、航海中に100人の船員を壊血痛で失いました。

ビタミンCの欠乏が壊血病の原因であり、結果としてコラーゲンが合成されないことがわかったのは近年のことです。一般的にもビタミンCは、肌にいいといわれていますが、コラーゲンを増やす上でも重要といえます。みなさんには、ぜひ規則正しい生活と1日に必要とされるバランスのいい食事の摂取を心掛けていただきたい。そして、タンパク質&ビタミンCもぜひ忘れないでください。ただし、ビタミンCの補給のためにかんきつ類を取りすぎると、色素のカロテンが脂肪にくつついて沈着し、肌が黄色くなることがあります。食べるのを止めれば自然に治るものですが、食べすぎにはご注意ください。何事もはどはどが肝心と考えて、肌の細胞とコラーゲンを生き生きとさせる食生活を実践していただきたいと思います。