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流行の追求が美肌を壊す②

ファッション誌に載っている素敵な装いを真似るには、モデルさんのように痩せなければなりません。そのために、食事は我慢するという人はいるはずです。一方で、街には美食が溢れています。流行りのメニューに舌鼓を打っていると、気がついたときには体重増加という話も珍しくはありません。流行りのファッションやメニューを追い求めれば求めるほど、痩せすぎや太りすぎに結びつく。そんなことは、今すぐ止めていただきたいのです。もしみなさんが流行を追求すること生きがいを感じているとしても、健康のために私はあえてそれを否定します。

生き方を変えていただきたい。流行に踊らされることなく、健康的な生活を心掛けていただきたいのです。まず、痩せている=美しいという幻想は消してください。痩せすぎた人は、摂取カロリーが少ないために、細胞の栄養不足に陥りやすい状況が続きます。肌の土台となるコラーゲンやヒアルロン酸も作られにくくなり、弾力やハリは失われてシワができやすくなる。加えて、肌の表面のバリア機能も壊れて乾燥肌になりがちです。それでも、若いうちは細胞が再生されてダメージはカバーできます。

栄養不足の状態でも、肌の細胞はやりくりして健康を維持しようと努力します。しかし、30代に人ると細胞の再生能力も衰えて、組織の破壊を食い止めることが難しくなってしまうのです。ホルモンバランスが崩れていれば、免疫機能のバランスも崩れやすく、感染症による皮膚の病気も起こしかねない状況が続いているといえるのです。痩せて流行のファッションに身を包むことができても、栄養不足で肌はボロポロ。シワが生じやすいということは、シミもできやすい。しかも、全身に栄養が回らないために、血管などの組織はもろく、風邪のウイルスなどに侵されやすいなど、体調を崩しかねません。痩せすぎがよいということはないのです。

もちろん、太りすぎもよくはありません。太った人の肌は、痩せすぎた人の肌と比べると弾力もハリもあってキレイに見えます。高齢の方でも、太っている人の方が、モチモチとした肌を維持されていることが多い。逆に、病気などで急に痩せると肌にシワが深く刻まれることもあります。単純に考えて、肌のためには太っていた方がいいようにも思えます。先程、運動をすればフリーラジカルで肌の細胞を傷つける話をしたので、「運動をしないで太っていた方が肌にはいい」と考えた方もいるかもしれません。ある意味で正しいのですが、それは間違いです。肌の構造上、ある程度、皮下脂肪がついている方が、肌の状態はよくなるのですが、太った人は、肌の組織が元気というよりは、脂肪による悪い影響を強く受け続けることになるのです。